夢幻の星空

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【PJCS2019予選 使用構築】 幽幻グラゼルネ 【最高/最終1783/1759】


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こんにちは、ぽらりすです。一度、90%程度記事を書き終えていたのですが保存せずに仮眠とって起きたらデータが飛んでいていたので、これから2度目の文章作成といきます(血涙)。今回はQRチームも用意したのでよろしければ使ってみてください。

 
【構築経緯】

 テテツーf:id:Polaristan:20190426211742p:plainf:id:Polaristan:20190427214426p:plainやグラネクロf:id:Polaristan:20190427213633p:plainf:id:Polaristan:20190426211736p:plain等、試してみたい構築は複数あったのだが諸事情でポケモンやる時間が十分とれなかったため、ある程度強さの保証されているオーガレック、使い慣れているグラゼルネに焦点を絞って調整することにした。ここではグラゼルネについて紹介する。

 グラゼルネf:id:Polaristan:20190427213633p:plainf:id:Polaristan:20190311121438p:plainウルトラシリーズにおいてもトップメタの一角ではあるがグラ―ドンに炎タイプが付与されたことで新たに台頭してくるオーガレックf:id:Polaristan:20190427213635p:plainf:id:Polaristan:20190426211724p:plainはじめ、天候が上書きされながら飛んでくる不意の水技に細心の注意を払わないといけなくなり、扱いが難しいというイメージを幾人のプレイヤーに植え付けた(VGC2016でオーガレックにグラゼルネが崩されていく姿を覚えている人も多いだろう)。

ところで話は変わるが、グラゼルネのメガ枠にはボーマンダf:id:Polaristan:20190427214913p:plainの採用率が高い。これは、先のオーガレックに対して単体で見たときに不利とならないことに加え、グラゼルネで重い相手のグラ―ドンに対しても強くなれる点を評価されて採用されているのだろうと思う。これに加えて最強のサポート猫・ガオガエンf:id:Polaristan:20190311121335p:plainが入ってきて残り2枠が空いている状況。足りない催眠耐性、対トリル、対ゼルネを担えるポケモンを採用するとなると必然的に構築は似たり寄ったりになってしまう。

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↑これは本大会開催前にビエラさんが公開したグラゼルネf:id:Polaristan:20190427213633p:plainf:id:Polaristan:20190311121438p:plainの並びである。並びそのものはビエラさんに限らず多くのグラゼルネ使いに使われているので気になった方は構築記事を見に行ってほしい(ここでは紹介に留めるが、他にもkouさんという方の記事も参考になるので是非)。

 これはこれで強く、下手にアレンジを加えようものなら改悪することになりかねない。一方でミラーに対しては高度なプレイングと場合により(同速勝負などの)運要素が絡んできてしまう。そこでまずは別のメガ枠を探すところから始めた。

メガメタグロス

メガクチート

メガガルーラ

メガライボルト

メガプテラ

メガサーナイト

メガゲンガー ・・・

 複数のメガ枠を考えたがこれに加え周りの取り巻きのことも考えるとすべてを試している時間はなかったため、特に可能性を感じていたプテラf:id:Polaristan:20190427214535p:plainとゲンガーf:id:Polaristan:20190427214422p:plainについて考えることに。プテラについては、追い風やワイガ、フリフォ、挑発等便利なサポート技を覚える他、S150から放たれる一致岩雪崩も強く、飛行、地面耐性を持っている点が良かった。しかしどうしても雪崩の怯みに期待してしまう試合がでてきたり、構築としても納得いくものができなかったためゲンガーを採用することに(この段階ではゲンガ―の型は決まっていない)。

ゲンガーがボーマンダと異なり、明らかに強い点は先程あげたオーガレックに対して交代を許さないために不意の水技に警戒する必要が極限まで抑えられる点がまず一つ挙げられるであろう。他にも猫だましが効かないため一方的な展開を許さない点等も評価できる。

 ゲンガエングラゼルネ残り2枠。f:id:Polaristan:20190427142343p:plain

 

メガマンf:id:Polaristan:20190427214913p:plainを抜いてメガゲンガ―にしたことで、相手のグラ―ドンが重くなることは明白だったのでひとまず保留として、メガゲンガ―f:id:Polaristan:20190427214422p:plainが腐ってしまう相手としてテテツーf:id:Polaristan:20190426211742p:plainf:id:Polaristan:20190427214426p:plain(カプ・テテフ+メガミュウツーY)およびスカーフテテフが思いついたため、オーガレックにもトリルで切り返せるHDドータクンf:id:Polaristan:20190426211702p:plainを採用することにした。ドータクンなら特性浮遊で地面耐性も補えるので結構いい感じで馴染む気がした。

 とはいっても相手のグラ―ドンf:id:Polaristan:20190427213633p:plainが重いままなのは変わらず。レックf:id:Polaristan:20190426211724p:plainやオーガf:id:Polaristan:20190427213635p:plainは採用していないので不意の水技で飛ばすこともできない。しかもまだ催眠耐性も補えていないじゃないか…。レヒレf:id:Polaristan:20190427220153p:plainは弱くないけど地面耐性があるわけでもなくグラに強いわけではない。コケコf:id:Polaristan:20190311121355p:plainに関しては更に地面の通りをよくしてしまうからグラ―ドンを誘い出してしまう。

既に地面耐性はないに等しいのだから、それを逆手に利用する手はないだろうか。ん…?

 

「カプZコケコ…!!」

 

こういった経緯で構築は完成した(永杉なのでここらで打ち切り)。

 

【個別紹介】

グラードン

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207(252)-235(108)-191(84)-×-118(60)-111(4)

 

HB:-1意地原始グラードンf:id:Polaristan:20190427213633p:plainの断崖*0.75 乱数3発(90~108)

HD:臆病原始グラードンf:id:Polaristan:20190427213633p:plainの大地 確定2発(~206)

      臆病メガゲンガーの雨下めざ水f:id:Polaristan:20190427214422p:plain 壁込みで確定2発(~203)

A:+1断崖*0.75でH252原始グラードンf:id:Polaristan:20190427213633p:plain 高乱数1発(200~236:75%)

S:凍風(エレキネット)込みで最速99族f:id:Polaristan:20190311121438p:plainf:id:Polaristan:20190427220643p:plain抜き

 

だんがいのつるぎ命中不安なメインウェポン。

つるぎのまい猫や催眠、壁などのサポートと合わせて。威嚇サイクルに強くなる。

ほのおのパンチ…命中安定一致技。用途は様々。

まもる…縛り解除のため。あるとないとでは立ち回りの自由度に差が出る。

 

 

新たに炎タイプが付与され、ますます耐性に磨きがかかったグラ―ドン。水技も天候が取れていれば無効な上電気タイプも無効、フェアリー半減って…。 更には物理型だけでなく特殊型も一定数存在するため、初見で型がわかりにくい。他のグラ―ドン入りの構築ではオーガレックが入っている相手に対してどこからともなく水技が飛んでくる恐れがあるため選出時には慎重な立ち回りが求められるがこの構築においては、メガゲンガ―で盤面をロックしながら戦うことができるため、ある程度そのリスク管理が取れることから選出できることも多い(当然相手の構築により出さないこともしばしばある)。

調整に関してはAS(CS)またはトリルで使用すること前提のAC振り以外なら臆病グラ―ドンの大地が耐えられるぐらいまで耐久に振りたいところ。すばやさに関してはトリルでの運用も考え、ほぼ無振りとしたが非トリル下では殆どの90族に上をとられてしまっているので要検討。

断崖は非重力下では積極的に打つ技ではなく、必要な時以外は炎のパンチで相手を選択したほうが不必要に試合をとりこぼさずに済む(筆者は雑に断崖を打って、結構それがあたってくれたので助けられたが…)。

ただし、非重力下でも壁があれば試行回数を稼げるのでかたくなに断崖を使うなというわけでもない。むしろ他の構築のグラよりは断然断崖を雑に打っていいとも思える。ラス1対面で対ゼルネ、レック等を意識して炎技には噴火ではなく炎のパンチを採用した。

 

・ゼルネアス

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209(60)-×-134(148)-176(68)-119(4)-148(228)

 

HB:+1陽気メガレックウザの画竜点睛f:id:Polaristan:20190426211724p:plain 確定2発(~208)

HD:臆病ルナアーラのルナZf:id:Polaristan:20190427213520p:plain 最高乱数以外耐え(~211)

S:同族意識、準速テテフ抜きf:id:Polaristan:20190426211742p:plain

C:残り

 

ムーンフォース単体最高打点。ジオコン積む前でも火力はそこそこ。

マジカルシャイン範囲打点。襷でないレックウザにはこれで足りることも。

まもる…縛り解除のため。ヘイトをよく集めるので必須。

ジオコントロール最強の積み技。ただし積む機会はしっかり考える必要あり。

 

ウルトラルールにおいても最強の鹿。ジオコン後の制圧力はトップクラスであるため全ポケモンプレイヤーが何かしらの対抗策を用意している。

この構築では猫や壁、加えてトリル中にタクンで重力催眠しながら横で悠々と積む機会が与えられている。しかし、裏に神速レックウザがチラついていたり、明らかに黒い霧などで能力リセットが行われてしまうことが想定できる時にはそのまま殴りに行く。

ムーンでは調整は施さずに臆病CSで運用したがこのルールでは最低限耐久に振った方が使いやすいことは使ったことがある人なら体感していると思う。

同族意識で結構Sに振ったがもう少し削って火力に回してもよかったかもしれない。

最速ゼルネが減ったことで揚々と最速イベルが叩き落とすをしてくることが想定され、内心怯えていたがそのような機会は一度もなかった。

 

・カプ・コケコ

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177(252)-×-106(4)-115(0)-95(0)-200(252)

 

HB:陽気原始グラードンの断崖*0.75f:id:Polaristan:20190427213633p:plain 壁込みで確定2発(~176)

HD:控え目カイオーガの雨下しおふき*0.75f:id:Polaristan:20190311121509p:plain 確定2発(~175)

S:最速

 

しぜんのいかりカプZの媒体。

リフレクター…メガレックウザ入りには特にほしい技。

エレキネット…貴重なすばやさ操作技。結構外れる。

ひかりのかべとにかく強い(語彙力)

 

本構築のMVP。サン・ムーンでも壁コケコを使用していたが今回は脳死で入ってきたわけではない。あくまで補完として採用された。

カプZにより火力に無理に振る必要がなくなったため、安定して仕事をするためにHSに。その場合、攻撃よりサポートに徹してほしくなるため両壁とエレキネットの採用に至った。

この構築は見ての通り、あえて地面の通りをよくしている。これによりグラ―ドンを初手におびき出すことができ、メガゲンのシャボと合わせてグラ―ドンを出落ちさせることが狙い。何度も決まった。

実はこのムーブには弱点が存在して、初手ガエングラと出された時にコケコが猫を受けてしまった場合初ターンから2匹を無償で失ってしまうことが考えられた。そこで当初はコケコのエレキネットの枠は守るを搭載していたのだが回しているうちに電気技がないことに使いにくさを感じ、守るを切ってみた。相手グラガエンではコケコゲンガ―に圧倒的出し勝ちをしているように見え、猫が悠長な行動にも見えるのか、とんぼを選択してくることに気付く。なのでヤンキープレーではあるが経験則でこのムーブをとっていくことにした。

カプZの汎用性は高く、素早さ操作した後、上からジオコン積んでくるゼルネに対してもカプZ+ガエンのフレドラで落としたり、瞑想ネクロやツンデツンデ等のグラゼルネの障害となり得る相手にも予想外の削りをいれることができるようになる。

最近はレヒレが評価され始め、コケコの個体数が逓減しつつあるがこのコケコは上からサポートができるため事故ることが少なく、試合プランが組みやすいといった利点もある。オーガレックにも睨みを効かせられるのはレヒレと異なる強みだろう。壁を使うことでサイクル戦でも有利に戦うことができるようになるためプレイングの難易度を下げることができる。とても強いので是非使ってみてほしい。

 

・ゲンガー

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167(252)-×-110(76)-190(0)-115(0)-190(180)

 

HB:陽気メガレックウザの画竜点睛f:id:Polaristan:20190426211724p:plain 最高乱数以外耐え(~169)

HD:控え目カイオーガの雨下しおふき*0.75f:id:Polaristan:20190311121509p:plain 確定2発(~166)

S:最速120族抜き

 

シャドーボールとおりのいい一致技。

ほろびのうた…使用用途は様々。扱いが少し難しい。

こごえるかぜ…貴重なすばやさ操作技2。地面にもささる。

まもる…かげふみを活かすために必要。本構築ではまもる>>みがわり

 

ボーマンダに代わるメガ枠。個人的にメガゲンガ―と最も相性のいい伝説はグラ―ドン(グラゼルネ)であると思っている(オーガレックに入ってるメガゲンガーは別物だと考えている)。ただ、ボーマンダと違い、追い風展開からのイージーウィンは狙えないため扱いには少々慣れが必要かもしれない(現時点でも構築の理解度がたりてないのはおおよそこいつが原因)

元はドータクンでテテツー系統をみる予定だったが初手コケコゲンガ―でネット+守るから入って盤面ロック、2ターン目にシャボでテテフを落としながら光の壁を貼って裏からゼルネを通して勝ちといったプランがよく決まるのでその選出にも絡むことに(ドータクンの存在意義とは)

特性を活かして盤面を整えてから裏のグラゼルネに暴れてもらうという勝ち筋に必要な駒なので、基本選出の1匹としてよく選出した。

調整に関して、コケコとのさいつよムーブを決めるために最速は使えない。最速ウルネクと同速勝負をしてもよかったが今回は物理耐久に少し振ることに。ウルネクには弱気なプレイングが目立ってしまったため要検討である。

技に関して、ヘド爆が入ってないことに目がいくかもしれない。対ゼルネには必要な技として入ってることが多いが、バレルゼルネに対しては対策となっていないため今回は滅びの歌を採用した(あとラッキー許さないよ?)。

バレルと組まない、その他のゼルネはゲンガ―との偶発対面で積んでくることはなく、様子見の守るか即バックしてくるためやはりヘド爆は必須技ではないと思う。

バレルゼルネの対策が他で十全にできているならCSなど他の型での運用も視野に入ると思う。

ゲンガーは基本初手でしか出さないが、初手から滅びを打つケースは先のゼルネ対面の他、デマル+ドータクンのような非伝説を並べてくるパターン、(不意打ちを透かす目的も含め)イベルタル等の偶発対面が挙げられる。ゲンガーのやることがなくて裏のグラゼルネ引きにリスクを感じる際は適当に滅びか凍風を打って退場するのが理想。

凍風はエレキネットの通らないやつらに対して有効。メガマンダに対しても5割以上削れるためそれなりに使う技である。

 

グラゼルネゲンガーをどうか、より完成度の高い構築に組み込んでください…汗


ドータクン

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174(252)-109(0)-137(4)-×-184(252)-34(0)

 

HB:-1意地メガガルーラかみくだくf:id:Polaristan:20190427220852p:plain 乱数3発(72~87)

HD:臆病メガゲンガーシャドーボールf:id:Polaristan:20190427214422p:plain 壁込みで乱数3発(73~88)

(+怒りのまえばをおおよそ耐える)

S:最遅

 

ジャイロボール…唯一の攻撃技。ツンデツンデのそれとは使用感は異なる。

さいみんじゅつ…当てて相手の行動を抑制する。基本的に重力後に。

じゅうりょく採用理由。グラードンのサポート他、合法催眠につなげるため。

トリックルーム…採用理由。

 

当初は本構築唯一の地面耐性をもったポケモンとして重宝されるはずだったが耐熱に変更されたポケモン。耐熱に変更した理由はガエンが多いせいか炎技の被弾が多いため。本大会では特性が直接勝敗に絡むことはおそらくなかったが、ヒトム入りに対して強気に選出できるなどしたため耐熱も強いと感じた。地味にフィールドの恩恵を受けるようになっているのも面白い。

持ち物にはエスパーZがしばしば採用され、Zトリルから速やかに催眠術がうてるようになるが、挑発されても重力をする仕事を全うしてほしかったためメンハを持たせた。

本構築で外すとしたら第一にドータクンが候補にあがってしまうが、選出した試合ではほとんど最低限の仕事をこなし、重力催眠まで倒れず動いてくれることもよくあったので決して弱くはない。案としてはトリルか追い風を使えるポケモンが候補かな、というぐらい。強いて言うならテテフアーラ、ウルネクにあまり不利をとらないポケモンがほしい程度でここで採用するポケモンによってグラードンの型が大きく変わる可能性を秘めている。

調整については耐えたい技が特殊に多かったためHD特化だが、威嚇込みのガエンZを耐えることができなかったためHbd調整も一考(1)

 

ガオガエン

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201(244)-135(0)-150(212)-×-110(0)-87(52)

 

HB:-1意地原始グラードンの断崖*0.75f:id:Polaristan:20190427213633p:plain 確定3発(~92)

(威嚇込みでダブルダメ断崖*2+A0ガエンf:id:Polaristan:20190311121335p:plainの猫を確定耐え)

HD:控え目カイオーガの雨下しおふき*0.75f:id:Polaristan:20190311121509p:plain 確定2発(~200)

S:同族意識、最遅90族抜き抜き

 

じごくづき…選択悪技。ほえるの他、マンダのハイボ等も封じることができる。

ねこだまし二足歩行だが猫であることを忘れてはならないため必須。

フレアドライブ最高打点。晴れ下ではそこそこ火力が出る。

とんぼがえり…サイクル戦に必要。

 

(ウルトラルールにおいて脳死で入ってくる一般枠はこいつだけでは…?)

お馴染みのさいつよ猫。今回は物理耐久が高めの個体を採用。順当に強かった。しかし今回注目してほしいのはそこではなく素早さである。同速を意識して多めに努力値を割いただけなのだが、この構築においてはこれが光る。

そのメリットは大きく分けて以下の2つ。

・トリル展開をしたい時に相手のガエンの上から猫を打てる。加えてトリル下では相手のガエンより後にトンボができる

・コケコガエンで並べた時、相手のガエンより先にトンボをうち、ゼルネ(グラ)を出すことで相手の後攻トンボが決まる。この時相手はゼルネ(グラ)に強いポケモンを出してくるがこれをゼルネ(グラ)の攻撃とカプZと合わせて倒すことで相手のプランを崩壊させる。

この後者の動きに関しては面白い発見で、この構築だからこそこの利点が活かせているように思う。

 

【選出】

 基本的にコケコが先発から外れることがない(例外はトリル展開)。基本選出にコケコゲンガーグラゼルネf:id:Polaristan:20190311121355p:plainf:id:Polaristan:20190427214422p:plainf:id:Polaristan:20190427213846p:plainf:id:Polaristan:20190311121438p:plain。次点でゲンガーf:id:Polaristan:20190427214422p:plainかグラf:id:Polaristan:20190427213846p:plainを抜いてガエンf:id:Polaristan:20190311121335p:plainが入った選出。トリル展開は体感50%以下だった。感覚で何とかなってしまったため、選出は不確定だがメジャーな相手に対する選出を一部書き留める。最適かどうかは諸説(初手ガエンゼルネ、グラゼルネという投げ方も強いはずだけどその出し方を練習してこなかったため本大会ではおそらく一度もしてない)。

・vsグラゼルネf:id:Polaristan:20190427213846p:plainf:id:Polaristan:20190311121438p:plain

→コケコゲンガー/グラゼルネ(カプZが認知されているならガエンコケコ/グラゼルネ)

 初手にほぼほぼグラードンが出てくる上、守ってくるはずがないので出落ちさせる。隣がマンダなどで追い風してくる場合、若干立ち回りに気を付けなければならない。グラレヒレ、グラガエン、グラゼルネ先発は基本出し勝ち。

 

・vs(スカーフ)オーガレックf:id:Polaristan:20190311121509p:plainf:id:Polaristan:20190426211724p:plain

→コケコゲンガー/グラゼルネ

 無天候潮吹きをコケコゲンガーともに耐えるので無理やり盤面を整える(光の壁+凍風等)。2ターン目まで両方生きていればカプZをオーガに打ち込むことで置物にしながら次ターンにゼルネ召喚できる。

 

 

・vs(原始)オーガレックf:id:Polaristan:20190427213635p:plainf:id:Polaristan:20190426211724p:plain

→ガエンタクン/グラゼルネ

 選出は一例。あいての取り巻き次第。トリル下で雑に重力断崖で削って仕留められなかった相手をゼルネで一掃するのが目指すべき勝ちルート。

 

・vsレックゼルネf:id:Polaristan:20190426211724p:plainf:id:Polaristan:20190311121438p:plain

→コケコゲンガー/ガエンゼルネ

 事前に選出は決まっていなかったが相手視点、ゲンガーもゼルネも厄介なはずなのでこれをうまく扱ってゼルネで〆にいく。

 

 基本的に上で挙げた(テンプレまたはそれに近い)相手は選出・立ち回りが固定されてくれば五分五分以上で渡り合える相手だと思う。

 

【苦手な相手】

・テテフアーラf:id:Polaristan:20190426211742p:plainf:id:Polaristan:20190427213520p:plain

→トリル展開したいのにルナの存在のせいでそれが厳しく、追い風やら催眠やら好き放題やってくる。スカーフテテフを考慮するとコケコの後投げはしにくく、初手で出すとスカーフでないテテフがフィールドを奪取してくる。非常にやりにくい。

・トリルネクロf:id:Polaristan:20190426211733p:plainf:id:Polaristan:20190426211729p:plain

 

→ウルネクZが伝説2匹に刺さるため、できれば凍風(エレキネット)でサポートしたいがそこで絶望のトリルで切り返されると辛い。構築にもよるがトリルの見極めが難しい部類。

【結果】

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↑最高レート。この次プレミをして1戦落としますがこの時のプレミをした瞬間の何かが崩れ去るような虚無感は一生忘れないと思います。

 

Day1:13-2(○○×○○○○○○○○○×○○)

Day2:9-6(×○○○×○×○○○×○×○×)

Day3:11-4(×○○×○○○○○○○○×○×)

 

 二日目に負け数を重ねてしまい、余裕がなくなってしまったが三日は何とかに持ちこたえていた。明らかなプレミによる負けは4回あったのでもう少し練度を高めて挑みたかった。

QR

3ds.pokemon-gl.com

【総括】

 結局のところ、全ルール通して予選抜けは遂に叶うことなく終わってしまったが、苦手意識のあったGSルールでここまで善戦できたのは嬉しかった。その分とても悔しくて悔しくて、FFのみなさんが抜けているのを見てなんで自分は抜けられなかったのだろう、と思ってはうなだれる夜が何度もあった。

 しかし、グラゼルネの新たな一つの指針を開拓するんだ、という気持ちが強くてこの記事を見た誰かが既存のグラゼルネからまた違ったものを編み出してくれることを願い執筆した。某サイトを使うこともなく、仲間大会も参加せずフレ戦もせずで準備不足は当然否めませんが、そこそこの形となったため公開に至りました。直接の知り合いはいませんが、家もそこそこ近いので幕張の本戦には応援にいきます。何かあれば気軽に質問してください。

 対戦して頂いた方、また様々な情報を流してくれたフォロワーの方々ありがとうございました。ここまで長文駄文を読んでくださった方々にも感謝…!